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外食・中食 調査レポート

サンドイッチ市場 ~成長の兆しがみえるサンドイッチ市場の牽引役は?~

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【東京、2014年1月31日】 手軽に食べることができる、お弁当やカフェの定番メニューであるサンドイッチが今注目を集めている。 

昨年12月、ファミリーレストランを展開するサイゼリヤが秋葉原に「サンドイッチカウンター」一号店を出店。都心部の消費者を狙った500円以下ですぐに食べられるサンドイッチ専門店である。大手コンビニ各社も、注力するドリップコーヒーとの合わせ買いを狙い昨年夏頃からサンドイッチの新商品開発に力を注いでいる。

今回のレポートでは、このサンドイッチのトレンドについてエヌピーディー・ジャパン(株)が提供する外食・中食市場情報サービス『CREST*1』から探ってみる。

サンドイッチメニューに成長の兆し

まず、直近5年の外食・中食市場におけるサンドイッチの食機会数*2の伸び率を見てみる(図表1)。

サンドイッチの食機会数は3年前までマイナス成長が続いたが、2年前からプラス成長に転じ直近1年では+1.5%成長となった。メニュー全体の食機会数の伸び率が昨年比横ばいの中、サンドイッチの食機会数は増加傾向といえる。

【図表1】 外食・中食市場 

サンドイッチの食機会数伸び率(%)

(2010年12月~2013年11月)

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エヌピーディー・ジャパン㈱ JapanCREST® より

サンドイッチは「その他ファストフード店」でシェア拡大

サンドイッチメニューはどこで購入されているのだろうか。

図表2は、外食・中食市場における業態別*3シェアの推移を直近3年で比較したものである(図表2)。

【図表2】 外食・中食市場サンドイッチの業態シェア

 (2010 年12月~2013年11月)

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 エヌピーディー・ジャパン㈱ JapanCREST® より

外食中食市場における業態別シェアをみると、中食のコンビニが41.1%と最も高く、カフェが15.6%と続く。注目すべきはサブウェイなどを含む「その他ファストフード(以下、その他FF)業態」が、3年前と比べて唯一プラス成長(+1.5ポイント)だったことである。

 

さらに市場の特長を分析するために食機会(朝/昼/夕/間食)シェアに注目すると、昼食および夕食の比率が3年前から+3.ポイント増加。さらに男女比率をみると、サンドイッチは女性に好まれる傾向が高まっており、その比率は3年前(48.6%)から+2.6ポイント増え51.2%となった。

「体によい」「ボリュームある」が選ばれえるポイント

サンドイッチメニューはFF業態(カフェ含む)で伸びていることが分かったが、さらにCRESTを分析すると、伸びているその他FF業態はフードメニューの満足度が業態全体およびカフェやコンビニに比べて高く、その満足度は過去3年で増加傾向であることが分かった。

それでは「その他FF業態」が消費者に選ばれている理由は何だろう。外食・中食サンドイッチ市場における、業態別の店舗選択理由を見てみる(図表3)。

 

【図表3】 外食・中食市場

サンドイッチの業態別 店舗選択理由

(2012年12月~2013年11月)

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エヌピーディー・ジャパン㈱ JapanCREST® より

まず業界全体を見ると「利便性」「手頃な価格」「料理のおいしさ」が選択理由の上位であった。その中でその他FF業態に注目すると、これらの理由の他に「体によいメニュー」「料理のボリューム」等が多く選ばれていた。またカフェが選ばれる理由では「店の雰囲気」が他業態と比べて多く挙げられていることが分かった。

ここ2年成長の兆しが見えるサンドイッチメニューは、外食される機会が伸びている。その中でもFF業態(カフェ含む)で、昼および夕食時間帯において伸びており、さらにそのトレンドは女性が牽引していることが分かった。

 手軽に食べることができる定番メニューであるサンドイッチは、いま特に外食市場において女性が食べたい“ヘルシーでおいしい”フードメニューの一つとして支持されはじめていると言えるだろう。

 

*1 CREST とは

外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1 年365 日、直接消費者から収集し、年間13 万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。(海外各国版もご用意)
詳細は http://www.npdjapan.com/service/food.html 

*2食機会数とは

外食・中食を利用した延べ食機会(朝/昼/夕/間食)数

*3 CREST業態区分

CRESTの調査対象業態は、大きく下記7分類です。

ファストフード(FF)/ファミリーレストラン(FR)/コンビ

ニ/弁当・惣菜専門店/居酒屋/スーパー/その他

  ※ファストフード業態は バーガー系FF、牛丼系FF、カレー系FF、セルフサービス型カフェ(スターバックス、ドトール等)、パン屋・ベーカリー、その他FF(サブウェイ、KFC等)が含まれます。