ブログBlog

伸びるかき氷の食機会数、前年比11.8%増

2025/06/25

フードサービス シニアアナリストの東(あずま)さやかです。

飲食店で最も食べられているのが多いデザートは、ケーキです。2番目に多いのが、アイス・氷菓類です。それでは、アイス・氷菓類の中では、そんなメニューが増えているのでしょうか。

サカーナ・ジャパン(エヌピーディー・ジャパンより社名変更)が提供する、外食・中食市場情報サービス『CREST®』によると、2024年(1-12月計)の飲食店におけるアイス・氷菓類の中で、最も増加したのは「カキ氷・氷菓類」で、前年同期比11.8%増と大幅増となりました。

食機会数が最も多いのは、「アイスクリーム」でアイス・氷菓類のうち、約60%を占めるのですが、前年同期比は2.4%増とカキ氷と比べると小幅でした。ソフトクリームは減少で、同2.1%減でした。カキ氷は、4年連続の増加でした。

喫食者は、50代以上の女性、40代以下の男性の比率が2024年では増加しました。比率が高いのは、子供と、女性全般です。アイスクリームは、食事のデザートとして食べられることが多いのですが、カキ氷は午後間食の比率が4割程度あります。ランチ以外のカフェ需要をとろうという場合は、アイスクリームよりもカキ氷が有効かもしれません。

弊社のおすすめメニューデータベースで評価されているかき氷をみると、抹茶や、フルーツ(マンゴーや桃)をつかったカキ氷の評価が高そうです。高単価も狙え、インバウンド受けも良さそうです。。