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<外食・中食 調査レポート>朝食の客数が2019年同月比2%増でコロナ前を上回る、2022年7月の外食・中食市場

2022/10/04

外食・中食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区、クリストス・クリストフォロー代表)は、外食・中食市場における朝食の動向分析レポートを2022年10月4日に公表します。

本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。2022年7月の外食・中食全体の食機会数は、2019年7月比で8%減でしたが、朝食は、同2%増と、コロナ前の水準を上回りました。朝食が特に成長したのは、業態では、FF+セルフカフェで同9%増、利用シーンでは、週末で8%増でした。


 

2022年7月の朝食の客数が2019年同月比2%増でコロナ前を上回る

外食・中食全体の食機会数は、2022年7月に2019年同月比8%減でしたが、朝食は、前年同月比で17%増と大きく回復し、2019年同月比では2%増と、コロナ前の水準を上回りました(図表1)。

 

朝食が特に成長したのは、FF+セルフカフェで同9%増、週末で8%増

2022年7月の朝食の食機会数成長をけん引した業態やシーンをみると(図表2)、特に伸びたのは、FF+セルフカフェの利用で、2019年同月比9%増、週末の利用で同8%増でした。その他、テイクアウト・出前、会社員の利用、週日の利用も2019年同月と同程度の水準まで回復しています。

 

エヌピーディー・ジャパン フードサービスシニアアナリストである、東さやか(あずま・さやか)は、次のように話します。「内食比率が多い朝食ですが、飲食店やスーパー、コンビニを利用するのは、自炊できない理由がある、または時間がないなど『必要な習慣的消費』で、内食への代替が難しい場合が一定多数あることが、他の食機会と比べ回復が早いそもそもの理由と考えられます。また人々の生活、全体の約半数の食機会数を占める会社員がリモートワークからオフィスへと戻り日常が取り戻されつつあること、一方値上げが加速する中で他食機会より客単価が安いことも、その要因として挙げられます。週日に加え、週末の朝にも回復が進んでいることから、立地や消費者の新しいニーズを再定義、注力することで、ますますのビジネスチャンスとすることができそうです」。

 


*1   CREST®

外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。世界13か国で実施。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/service/food.html


 

 

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