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<外食・中食 調査レポート>2022年、外食・中食で炭酸飲料の食機会数は前年同期比10%増、50代以上の利用が増加

2023/04/11

外食・中食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区、クリストス・クリストフォロー代表)は、外食・中食市場における飲料動向分析レポートを2023年4月11日に公表します。

本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。2022年2月- 2023年1月計の外食・中食市場における主な飲料の中、最も回復が進んだのは炭酸飲料で、食機会数前年同期比10%増、2019年同期比5%減でした。炭酸飲料の飲用は50代以上で増加しました。


 

炭酸飲料の食機会数が前年同期比10%増、最も回復が速い

2022年2月- 2023年1月にソフトドリンクが飲まれた食機会数(図表1)は、前年同期比1%増、コロナ前2019年同期比で9%減でした。炭酸飲料が飲まれた食機会数の前年同期比は10%増、コロナ前比では5%減と、他のソフトドリンクと比べ最も回復が進んでいます。ジュースは前年同期比5%増も、コロナ前比で19%減、コーヒーは前年同期比横ばい、コロナ前比14%減でした。

 

炭酸飲料の飲用は50代以上で増加

炭酸飲料が飲まれた食機会について、年代別に増減をみると(図表2)、40代は2019年同期比1%減、50代では同5%増、60才以上は同2%増でした。炭酸飲料全体の同5%減と比べ、40代以上でコロナ前と比べ回復が進んでいることが分かります。一方、0-14才の子供は17%減で、全体5%より12ポイントも下回りました。

 

エヌピーディー・ジャパン アカウントマネージャーで飲料メーカー担当の、山道清子は、「ソフトドリンクの飲用機会の戻りが鈍い中、比較的回復が早い炭酸飲料は注目であり、またコロナ前より増加した50代以上の飲用層は一つのオポテュニティと言えるでしょう。特に、ダイエット、ノンカロリー、ゼロなどが好調で、これら定番の品揃えに加え、間食機会にほっと一息リフレッシュメント効果が望めるものや、食事とも気軽に合わせられるような、大人向け炭酸飲料の提供や、またフードとの組み合わせも含めた新たな食事スタイルの提案などが、これまで以上に重要なカギとなってくるでしょう。」と話します。

 


*1   CREST®

外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。世界13か国で実施。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/service/food.html

 


 

 

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