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<外食・中食 調査レポート>外食業態の客単価上昇率、50代が最低、2025年1-8月計、年代別での価格戦略が重要

2025/10/22

外食・中食市場情報サービス『CREST®*1』を提供するサカーナ・ジャパン株式会社(エヌピーディー・ジャパン株式会社より社名変更、東京都港区、ケビン・ソー代表)は、2025年1-8月計の外食業態の客単価に関するレポートを2025年10月22日に公表します。

本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。2025年1-8月計の外食業態における1人1食当たりの平均支払金額(客単価)の上昇率は、20代、30代、40代と比較して、50代が1.7%増と最低でした。


外食業態での年代別客単価上昇率は、50代が1.7%増で最低

2025年1-8月計の外食業態における1人1食当たりの平均支払金額(客単価)の上昇率(前年同期比)を年代別にみると(図表1)、20代2.1%増、30代4.0%増、40代3.6%増、50代1.7%増でした。この4つの年代の中で50代の上昇率が最低でした。

 

サカーナ・ジャパン フードサービスシニアマネージャーである、石川麗(いしかわ・れい)は、次のように話します。「厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、2020-24年の賃金上昇率は若い世代ほど高く、20代9.4%増、30代8.4%増、40代6.9%増、50代4.9%増と、50代の上昇率が最も低い結果でした。初任給引き上げや年功序列の緩和で、若い世代は賃上げが進み、外食業態を利用する際も値上げに対する許容度が、50代よりも高いと考えられます。人口数では団塊ジュニア世代を含む50代がボリュームゾーンであり、50代の消費者を獲得することが重要です。消費者の年代別に、市場規模、客単価の変化を把握し、価格戦略を練ることが売上を伸ばすチャンスに繋がります。メニュー&業態選択型主要指標レポート*2では、業態・主要メニュー別に、喫食者の性年代の変化を把握することができます。変化とチャンスを逃さないために有効活用できるでしょう。」

*1   CREST®

外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。世界13か国で実施。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/service/food.html

 

*2 メニュー&業態選択型主要指標レポート

関心のある業態のメニューについて、性年代、職業、喫食グループ、イートイン/テイクアウト、朝食・昼食・夕食・間食の食機会数と構成比を提供し、利用者や利用シーンの変化、比率の高いセグメントや成長セグメントを把握することができます。 
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