<外食・中食 調査レポート>コロナ後の外食業態利用、Z世代で回復早い、寿司店(回転寿司含む)の食機会数は2019年比17%増
外食・中食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区、クリストス・クリストフォロー代表)は、2023年4‐9月計の外食・中食市場におけるZ世代(15⁻29才)の市場動向分析レポートを2024年1月18日に公表します。
本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。2023年4‐9月計の外食業態におけるZ世代(15⁻29才)*2の食機会数(客数)は2019年同期比3%減で、外食・中食全体や全年代と比べ回復が速いです。業態別に見ると、Z世代は、寿司店(回転寿司含む)で2019年比17%増の大幅増でした。
Z世代(15⁻29才)の外食業態計(レストラン)の食機会数は、2019年比3%減
2023年4‐9月計の外食・中食市場全体の食機会数(客数)(図表1)は、Z世代(15⁻29才)では、2019年同期比で8%減でした。外食業態では、外食・中食市場全体より回復が速く同3%減でした。全年代の外食業態の同14%減と比べても、11ポイント差と大幅に回復が速いことが分かります。
Z世代は、寿司店(回転寿司含む)で2019年比17%増の大幅増
Z世代(15⁻29才)の食機会数(2023年4‐9月計)の成長率を業態別にみると、寿司店(回転寿司含む)で17%増と大幅に伸びています。寿司店(回転寿司含む)は、全年代では食機会数が11%減と減少しており、その差が大きいことが分かります。
エヌピーディー・ジャパン フードサービスアカウントマネージャーである、味岡 まゆみ(あじおか・まゆみ)は、次のように話します。「外食・中食市場全体では、客数がコロナ前に戻っていませんが、世代によってはコロナ前より好調な業態があり、前年比でも伸びています。回転寿司店におけるZ世代(15⁻29才)の食機会シェアは10-20%前後ですが、増加傾向にあります。飲食業界は値上げを強いられる中、客数を伸ばすオポチュニティを探る中、ターゲットを定めた戦略が重要です。全世代、全セグメントを一律にみるのではなく、伸びている世代やシーンに焦点を当て、戦略を考えることが重要です。Z世代は、今後の消費の中心を担うようになる世代として、ますます注目されることでしょう。」
*1 CREST®
外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。世界13か国で実施。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/service/food.html
*1 Z世代
Z世代(ゼットせだい)とは、明確な定義は存在しないが、1990年代中期から2000年代終盤または2010年代初期に生まれた世代を指す。2024年現在13~29才前後の年齢層に当たるが、本分析では、CRESTで分析可能な分類である15-29才とした。生まれた時点でインターネットが利用可能であった最初の世代。
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